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ベビーメトロイド』(Baby) は、サムス・アランが惑星SR388最深部で遭遇した特殊なメトロイドである。名前を短縮して『ベビー』とも呼ばれる。

解説

SR388の環境下では、メトロイドは脱皮によって変態し、アルファガンマゼータの段階を経て、最終形態のオメガメトロイドにまで成長する。そして、一部のオメガメトロイドはさらに成長を続け、最大個体であるクイーンメトロイドへと変貌する。クイーンはメトロイドの中で唯一、卵生生殖によって幼生メトロイドを無数に生み出すことが可能な個体であり、他のメトロイドとコミュニケーションを取って群れを統率するという重要な役割を担っている。

最終的にクイーンメトロイドにまで成長するメトロイドは1体だけに限られており、この個体はクイーンだけが生み出すことができる特殊な卵から誕生する。卵から孵化して間もない幼生体は、「刷り込み」によって初めて目にした生物を自分の母親として認識する。通常、生まれたばかりの幼生体が目にする生物は実の親であるクイーンメトロイドであり、両者の間には血族としての強固な関係が築かれることとなる。

惑星SR388にある洞窟の最深部に、クイーンメトロイドは特殊な卵を産み落とした。この卵から生まれた個体こそが『ベビーメトロイド』であり、他のメトロイドを統べる次代のクイーンとなる予定の特別な個体だった。しかし、ベビーが誕生する直前に、サムス・アランが惑星SR388に棲息する全てのメトロイドを根絶したことで、ベビーのその後の運命は大きく変わることとなった。

孵化した直後、サムスを目にしたベビーは彼女を母親と認識し、

経歴

Samus Menu Pose M1 ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。

サムス・アランとの遭遇

コスモ歴20X5年、銀河連邦の調査船がスペースパイレーツの襲撃を受け、搬送していた未知の生命体 メトロイドが奪われる事件が起きた。パイレーツは、エネルギー吸収能力を持つメトロイドを生体兵器として利用する計画を進めていたのである。銀河連邦の依頼を受けたサムス・アランゼーベスに単身で潜入、ゼーベスのメトロイドを残らず殲滅し、さらにパイレーツを統括する機械生命体 マザーブレインを破壊したことで、銀河社会最大の危機は回避されたのだった。
この事件を受けてメトロイドの危険性を強く認識した銀河連邦は、メトロイドが発見されたSR388へ調査隊を派遣したが、しばらくして調査隊との連絡が完全に途絶えてしまった。これを緊急事態と判断した連邦当局によって、調査隊の救助を目的とした救援部隊が組織されSR388に送り込まれたが、この部隊もまた、僅かな報告資料を残して音信不通となってしまう。
部隊から送られた資料から、SR388に今なお多数のメトロイドが棲息しているという事実が判明した。調査隊や救援部隊が消息を絶った理由はこのメトロイドにある可能性が濃厚となり、銀河社会は再びメトロイドの恐怖に包まれた。銀河連邦上層部は、惑星SR388に棲息する全てのメトロイドを殲滅する任務を、かつてゼーベスでメトロイドを倒した実績を持つサムス・アランに依頼した。
SR388の地に降り立ったサムスは洞窟から惑星の地下内部へと進入し、脱皮を繰り返すことでより強大に進化していくメトロイドの集団と死闘を繰り広げた。最後に彼女の前に立ちはだかったのは、メトロイドを無数に生み出すことができるクイーンメトロイドだった。サムスは激闘の末にクイーンを撃破することに成功し、無事に任務を達成した。
クイーンを撃破したサムスは帰路の道中、地面に産み落とされた卵を発見した。その卵は彼女の目の前で孵化し、卵の中から小さな幼生メトロイドが誕生した。生まれたばかりのそのメトロイドは、初めて目にしたサムスを刷り込みによって母親と認識し、彼女の周囲にまとわりつくだけで危害を加えることは無かった。サムスは、攻撃対象であるこの幼生メトロイドを倒すことができなかった。彼女はこの無害な生物に、コロニーK-2Lで起きた惨劇の唯一の生き残りとなった、過去の自分の姿を重ね合わせていたのかもしれない。サムスはこの幼生体に『ベビーメトロイド』という名前を与え、洞窟の入口付近に停泊させていたスターシップにベビーを連れて搭乗、SR388を後にした。[1]

宇宙科学アカデミー

その後、サムスはスペースコロニー内部に存在する宇宙科学アカデミーへ赴き、アカデミーの研究員達に研究サンプルとしてベビーを託した。研究の結果、メトロイドが平和的利用を目的として開発された人工生命体である事実が明らかとなり、メトロイドの持つエネルギー特性を銀河社会の平和のために利用できる可能性が見出された。事態が好転しつつあることを見届けたサムスは宇宙科学アカデミーを後にし、再びバウンティ・ハンターの仕事に取り組み始めたのだった。
しかし、光は突然闇に堕ちた。復活を遂げたスペースパイレーツが、ベビーメトロイドの強奪を目的として、宇宙科学アカデミーを急襲したのである。アカデミーから発信された救難信号を傍受して現場に急行したサムスだったが、彼女が到着した時には、既にアカデミーの研究員達は残らず惨殺されていた。サムスはコロニーの内部へと進み、パイレーツの最高司令官リドリーと対決した。だが、リドリーは戦闘を途中で放棄し、ベビーの入ったカプセルを奪い虚空へ飛び去っていった。その直後に作動した自爆装置によって、宇宙科学アカデミーは爆破され消滅した。
メトロイドはβ線を照射することで、1体の個体から複数体にまで増殖させることが可能な生命体である。パイレーツの手にベビーが渡ってしまったことは、パイレーツの手でメトロイドが増産され、生体兵器として利用される危険性が高いことを意味していた。最悪の事態を防ぐため、爆発するコロニーから脱出したサムスはスターシップに乗り込み、リドリーの後を追跡してゼーベスへと急いだ。

ゼーベスでの悲劇

ベビーの奪還を目的に、サムスは惑星ゼーベスに再建された要塞基地へ再び潜入した。彼女はパイレーツや原生生物の執拗な攻撃をくぐり抜け、あらゆる敵を蹴散らし、突き進んでいった。ノルフェア古代遺跡エリア最深部に到達したサムスは、ベビーを奪い去って行った因縁の敵、リドリーと再び対峙し、猛攻の末にこれを撃破した。しかし、リドリーの部屋にはベビーの姿は無く、ベビーを内包していたカプセルの破片だけが後に残されていた。この時ベビーは、既にゼーベスの中枢エリア、ツーリアンへと転送されていたのである。
スペースパイレーツの幹部達を倒したサムスは、新たに建設されたツーリアンへと潜入した。そこには、ベビーの細胞を基にして復元されたと推測される、多数のメトロイドの姿があった。 彼女はこのメトロイドを倒しつつ、ツーリアンの深部へと進んでいった。


恐るべき威力を持つ新武装ハイパービームを発射し、サムスを死の淵へと追いやった。

どこからともなく出現したベビーがマザーの頭部に取り付き、

彼女の頭上で爆発四散した。ベビーのエネルギー注入の過程で獲得したハイパービームを使用してマザーを徹底的に攻撃し その直後に発動した自爆装置によって惑星ゼーベスは跡形もなく消滅した。

ベビーの死後

各作品における特徴

メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS

初登場。
ベビーが洞窟内を塞いでいるオブジェクトに接触すると、そのオブジェクトを消すことができる。

スーパーメトロイド

メトロイド フュージョン

メトロイド絶滅後の惑星SR388の調査に同行したサムスは、

METROID Other M

登場作品

豆知識

  • メトロイドシリーズの主な開発者の1人である坂本賀勇は、『Ⅱ』のラストシーンでサムスがベビーを持ち帰る演出から着想を得て、シリーズ第3作『スーパーメトロイド』の開発を開始したと述べている[2]
  • 『スーパーメトロイド』終盤に登場するベビーメトロイドが

しかし、『スーパー』よりも前の時系列の物語を描いた後発作品『メトロイドプライム フェデレーションフォース』では、スペースパイレーツがバイオンの古代種族の技術を応用して開発したヒュージネートビームという兵器が登場し、

ギャラリー

脚注

  1. 彼女のこの行動は、当初の任務内容から外れた明らかな違反行為であったが、ベビーを研究サンプルとして提供したことで発見された、宇宙科学アカデミーでの優良な研究成果の数々を受けて、この件について不問とされた可能性が高い。
  2. 『任天堂公式ガイドブック スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分』より


メトロイドⅡ RETURN OF SAMUSに登場するクリーチャー一覧
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