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オメガメトロイド』(Omega Metroid) は、惑星SR388に生息するメトロイドの最終形態。

解説

SR388の環境下においてゼータメトロイドがさらに成長し、脱皮[1]を行うことでより大型化した姿。二足歩行型の大型爬虫類のような外観へと変化し、ゼータ形態時よりも強靭な肉体を獲得している。頭部から胴体、尻尾にかけて非常に堅牢な甲殻に覆われており、外敵からの攻撃を無効化する。

主な攻撃方法は巨体を生かした体当たりなどの物理的攻撃、腕に備わった鋭い爪による斬撃、尻尾での薙ぎ払い、口腔部から吐き出す火炎・熱線などであり、それらすべてが致命傷となりうる絶大な破壊力を持っている。弱点はそれまでの形態と同様に口腔部と腹部のコアであるが、耐久力が非常に高く、撃破するのが困難となっている。さらに『サムスリターンズ』では腹部の周囲を外殻が覆うようになり、この部位を破壊しなければダメージを与えることができなくなっている。

一般的なSR388系列のメトロイド種は、このオメガ形態が最終形態となっており、それ以上の成長を行うことはないとされている。ただし、地下洞窟の最深部に1体のみ生息する特殊なメトロイドはオメガ形態からさらに大型化し、クイーンメトロイドへと成長を遂げる。また、通常のメトロイドはアルファ、ガンマ、ゼータの成長段階を経て最終形態のオメガにまで変態を行うが、後年のBIOLOGIC宇宙生物研究所で行われた研究によって、人工的にアルファ形態からオメガ形態にまで一足飛びに成長させるバイオテクノロジーが確立されていた。

各作品における特徴

メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS

Omega Metroid M2

エリア6で出現する個体。

初登場。エリア6で1体、エリア7で3体、合計4体のオメガメトロイドが出現する。ゼータメトロイドが成長を続けて大型化した形態であり、成長過程で後足がさらに発達しているが、歩行移動はせずに空中を浮遊移動する。
空中を浮遊移動してサムスの後を追跡し、地面に向けて口から火球を吐き出して攻撃を行う。放たれた火球は空中を直進して、地面などに衝突すると小さな衝撃波を発生させる。ある程度まで移動すると、おもむろにサムスに向かって襲いかかり、不規則な軌道で執拗に体当たり攻撃を試みる。攻撃を終えたあとは、再び空中の定位置にまで戻っていく。この攻撃パターンを繰り返し行う。体当たり攻撃はスクリューアタックで弾き返して無効化することが可能であり、相手の攻撃を無効化しつつ、元の定位置にまで押し戻すこともできる。
通常種のメトロイドの中では、最も耐久力が高い。他のメトロイドと同様にビームやボムなどの武器ではダメージを与えることができず、ゼータ形態と同じく上下方向からの攻撃も通用しない。横方向から攻撃を行うことでのみダメージが与えることができ、本体前面にミサイルを40発当てると撃破可能。また、本作のオメガメトロイドは背中が弱点となっており、背後に回り込んで攻撃を行うことで2倍のダメージを与えられ、ミサイル20発での撃破も実現可能。ただし、オメガメトロイドは常にサムスに相対するように行動するため、実行難易度は高い。また、本作のオメガはミサイル攻撃を受けると怯み、硬直した状態で少しだけ後退する性質があるため、この性質を利用して大量のミサイルを叩き込むことで短期決戦を狙うのが望ましい。撃破するとメトロイドレーダーに表示されたメトロイドの残り個体数が1体分減少する。

メトロイド フュージョン

B.S.Lからの脱出時に、スターシップの待つドッキングベイにおいてオメガメトロイドが1体出現する。外見は『Ⅱ』のコンセプトアートと酷似している。本作のオメガメトロイドは銀河連邦が保管していたベビーの細胞組織から復元されたクローンで、さらに幼生体から一足飛びにオメガ形態にまで成長可能となる特殊な生体調整が施された個体である。シークレットラボで保管されていた個体が、SR388の自然環境が再現されたセクター1 SRXにまで逃げ込み、他の生物を捕食しつつ脱皮を繰り返して順調に成長を遂げ、何らかの経緯でメインデッキにまで到達した後、ドッキングベイで最後の脱皮を行ったものと推測される。出現地点には巨大な幼生体の抜け殻が存在し、固定された画面の左端までサムスが移動すると、画面右奥からオメガメトロイドが飛び出し、着地の際に抜け殻を踏み潰して消滅させる。その後オメガが両腕を振りかざして咆哮を上げ、戦闘状態に入る。
『Ⅱ』に登場した個体と異なり、空中浮遊や火炎弾による攻撃などは行わない。腕を振り下ろして放つ爪の斬撃が非常に強力で、一撃でフュージョンスーツの装甲を切り裂き、サムスを瀕死状態にまで持ち込む。腹部への攻撃が有効だが、冷気性のアイスビームでしかダメージを与えられず、遭遇時点ではサムスの持つすべての武器が通用しない[2]
オメガメトロイドの強烈な攻撃を受けると、瀕死となったサムスは画面左端で地に伏せた状態となり、操作不能になる。画面右端にまでジャンプで後退したオメガは、とどめを刺すべくサムスに向かってじわじわと歩み寄る。その時、先の戦闘でサムスが撃破した後に行方不明となっていた、SA-Xコア-Xがどこからともなく出現。空中を浮遊してオメガの進行を止めるかのように立ちはだかり、元のSA-Xの姿に再擬態して地面に着地、オメガメトロイドに接近して腹部に向けて連続的にアイスビームを発射して攻撃を行った。猛攻を受けたオメガは苦し紛れに爪による斬撃を放ち、辛うじてSA-Xを撃退する。致命的なダメージを受けたSA-Xは形状維持ができなくなり、再び擬態元のコア-Xとなって空中の定位置で静止する。行動可能となったサムスがこのコア-Xを体内に吸収すると、現行のスーツでは装備できないとされていた『アイスビーム』能力が覚醒し、エネルギーが全回復する。こうしてベストコンディションを取り戻したサムスは、オメガメトロイドとの最終決戦に臨むことになる。
前述の通り、主な攻撃は爪による斬撃のみであり、あとは歩行移動で前進するか、ジャンプで後退するかのいずれかの行動パターンしか取らない。オメガメトロイドの足元に潜り込み、腹部に向かってアイスビームを斜め撃ちすることでダメージを与えられる。爪の斬撃はオメガが腕を振り上げた際に、足元から離脱して少しだけ距離を置くことで容易に回避することができる。ダメージが蓄積されていくと、オメガの体色が次第に赤色へと変化していく。撃破に成功すると悲鳴を上げて苦しみ悶え、爆発炎上しながら消滅する。オメガメトロイドを撃破すると、画面奥の宇宙空間から緊急離脱していたスターシップが出現する。サムスがこれに搭乗、B.S.Lから脱出することでゲームクリアとなる。

メトロイド サムスリターンズ

Area6 Omega Metroid 01 MSR

エリア6に出現する個体。

エリア6で初登場。『Ⅱ』と同様にエリア6で1体、エリア7で3体、合計4体の個体と戦闘することになる。ゼータメトロイドが脱皮を行い成長した姿で、『Ⅱ』『フュージョン』の個体の特徴を残しつつも、スリムかつ爬虫類じみた外見となっている。頭部から細長い尻尾にかけて備わっている青緑色の強固な甲殻、鋭い牙の生え揃った口、爪のついた細い腕を持ち、発達した後足で直立して二足歩行する。ゼータ形態と比較して本体が巨大化しており、攻撃力・耐久力も大幅に強化されている。またエリア7最深部では、本体の随所に赤い筋の入った強化形態も出現する。
他の形態と同様に口腔部と腹部のコアが弱点で、ミサイルスーパーミサイル、冷気を伴うアイスビーム、破壊力の高いビームバーストなどでダメージを与えることができる。しかし、本作のオメガは体内生成した外殻で腹部を包み込み、内部のコアを保護することが新たに可能となっている。この外殻はビーム系の武器を完全に無効化するが、各種ミサイルウェポンやパワーボムの爆風でのみ破壊することができる。オメガの蓄積ダメージが少ない間は、コアの外殻を再生成することが可能。耐久力が非常に高く、撃破するには高威力の武器を大量に装備して、根気強く弱点部位に撃ち続ける必要がある。撃破に成功すると各種回復アイテムとメトロイドDNAが獲得でき、メトロイドレーダーに表示されるメトロイドの個体数が1体分減少する。
戦闘時には、以下の攻撃パターンをランダムに行う。
近接格闘
サムスが目の前にいる際に行う直接攻撃。『フュージョン』でも見られた腕の爪による斬撃を起点として、長い尻尾を横一閃に振り払う攻撃、力を込めた後に両腕を叩き下ろす強烈な打撃、後述する熱線を上下に薙ぎ払う攻撃など、臨機応変にコンボを繋いで攻撃を行う。ジャンプ移動などでオメガメトロイドから離れて距離を置くことで回避可能。
熱線
エネルギーをチャージした後、口から高温の熱線を発射して攻撃する。熱線の射程距離は非常に長く、発射された後は数秒間放出され続ける。少し屈んだ状態で正面に向けて発射するパターンと、サムスの立ち位置に狙いを定めて発射するパターンがある。前者の場合は、空中に離脱するか、モーフボールに変形して地面に伏せることで回避可能。後者の場合は、熱線を発射する直前に退避して位置取りを変える必要がある。
また、オメガメトロイドが熱線を発射している間は隙が生まれ、弱点の腹部が無防備な状態となっている。熱線を回避して足元に潜り込み、しゃがんだまま腹部を狙い撃つことで、かなりのダメージを与えることができる。
薙ぎ払い熱線
前述の熱線を口から放出しながら、上下方向に頭部を動かして周辺を焼き払う。前述した近接格闘攻撃のコンボ技として使用される。攻撃範囲が非常に広く、オメガメトロイドの正面にいる場合は回避不能。頭上をジャンプで飛び越えたり、足元にモーフボールで潜り込むなどして背後に回り込むことで回避できる。サムスが背後に回り込むとオメガは攻撃を中断し、振り向いて次の行動に移る。
ジャンプ移動
サムスの立ち位置に向かって、発達した後足を使って勢いよくジャンプする。着地点でオメガメトロイドに接触してしまうとダメージを受ける。サムスとの距離が離れている場合に使用する傾向がある。
岩石落とし
四つん這いの状態となり、尻尾で地面を強く叩いて地震を発生させて、部屋の天井から無数の岩石を落下させる。この岩石は非常に硬く、接触するとダメージを受けてしまうほか、強力な装備であるスクリューアタックを以ってしても粉砕することができない。プラズマビームなどを集中的に照射すると破壊可能なため、地面に立ってフリーエイムで天井部を狙い、ビームを連射することで安全に回避することができる。破壊された岩石からは、エネルギーボールや各種アモ、エイオンオーブなどの補給アイテムがドロップする。
なお、この攻撃時にスパイダーボールを使用して側壁などに張り付こうとすると、地震の衝撃でダメージを受けて地面に落下してしまう。
熱線放出・岩石落とし
ある程度ダメージが蓄積されると使用するようになる強力な複合技。地面全体に向けて熱線を放出しつつ、尻尾で地面を叩いて無数の落石を発生させる。前述の岩石落としとほぼ同じ攻撃だが、地面に伝播した熱線のせいで地上に立たなくなっているため、スペースジャンプを利用して滞空しながら落石を回避するよりほかない。攻撃範囲が広い上に効果時間が長いため、スピードランやアイテム低回収率クリアを目指す際には最大の障害となる。
噛み付き攻撃
牙を使った強力な物理攻撃。サムスの目の前で立ち止まり、仰け反った状態で牙を鳴らした後、勢いよく噛み付いて攻撃を行う。この攻撃を行う直前には、鋭く光る特殊エフェクトが発生する。
この攻撃はメレーカウンターで弾き返すことが可能で、カウンターヒットに成功すると強力な追撃を行うグラブシーケンスに移行する。カウンターの直撃を受けて怯み、オメガメトロイドが地面に仰向けに倒れると、サムスがすかさず上にまたがり、腹部にアームキャノンを突き立てて連続攻撃を行う。オメガは腕を振り下ろして反撃を試みるが、サムスは空中に飛び上がってこれを回避。オメガの首元に着地したサムスは、腹部を狙ってさらなる追撃を行う。その後、オメガメトロイドが起き上がり、サムスが地面に転がり落ちて着地することでグラブシーケンスが終了、元の戦闘状態に戻る。
Area7 Omega Metroid 03 MSR

サムスを襲撃する亜種形態

また、ゲーム終盤にサムスが訪れるエリア7では、甲殻に赤いまだら模様が追加されたオメガメトロイドの亜種形態が1体だけ出現する。攻撃方法などは通常種と変わりないが、耐久力が若干上昇して打たれ強くなっている。

オフィシャルデータ

取扱説明書

メトロイドの成虫だ。体が大きく攻撃力もはるかに強くなっている。

メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS 取扱説明書


書籍

コントロールブリッジで、ステーションの進路をSR388との激突に設定。激突まで3分のカウントダウンが始まる。シップへと急ぐサムス。
だが、サムスの前にオメガメトロイドが立ちふさがる。絶体絶命のピンチとなったとき、天敵であるSA-Xが現れる。コア-Xと一体化してアイスビームの力を取り戻したサムスと、オメガメトロイドとの死闘が始まる。

シップ目前に現れたオメガメトロイド。腹部が弱点のようだが、サムスは一方的に攻撃を受け、エネルギーが最小となる。爆発までの残り時間もわずかだ。

メトロイドを倒すために現れたSA-X。オメガメトロイドを攻撃するも力尽き、コア-Xとなってサムスと一体化。サムスは、エネルギー、ミサイルともに全回復する。

オメガメトロイドの爪攻撃に注意しながら、チャージビームで弱点の腹部を攻撃しよう。攻撃したら一旦後方へ退き、再び近づいて攻撃を繰り返そう。

任天堂公式ガイドブック メトロイド フュージョン


公式サイト

メトロイドの成虫だ。手や足の骨格も立派で、体は大きく攻撃力もはるかに強くなっている。

メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS 公式サイト


登場作品

ギャラリー

脚注

  1. 『Ⅱ』では脱皮は行わない設定だったが、『サムスリターンズ』ではオメガメトロイドが初登場する際のカットシーンでゼータ形態時の抜け殻のような物体が確認できるため、設定変更がなされたものと推測される。
  2. 『Ⅱ』では有効であったミサイル系の装備で、かつ弱点の冷気を伴うアイスミサイルや、『スーパーメトロイド』で幼生メトロイドに有効であったパワーボムの爆風でも全くダメージを与えられなくなっている。これは演出を重視した結果の調整だと思われるが、公式側で明確な理由付けはなされていない。
メトロイドに関連のある項目
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ターロン系 ターロンメトロイド | ハンターメトロイド | デバイドメトロイド
エーテル系 ベビーメトロイド | メトロイドコクーン | ダークメトロイド
フェイゾン系 ミニロイド | フェイゾンメトロイド | メトロイドホッパー | フェイゾンホッパー | メトロイドハッチャー
特殊な個体 クイーンメトロイド | ベビー | メトロイドプライム / ダークサムス
人工変異種 メトロイドモドキ | 巨大メトロイド | 凍結しないメトロイド | メガロイド
テクノロジー メトロイドレーダー | メトロイドDNA | 封印の像 |メトロイドワクチン | フュージョンスーツ


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