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イオノフェリア』(Iono Feria) は、ゼーベスに生息する浮遊生物。鳥人族によって根絶された。

解説[]

ゼーベスの地表エリアに生息。本体は子熊のような風貌で、中型~大型犬ほどの大きさがある。頭部からは長い触覚のような部位が伸びている。背中には羽のような部位があり、蝶のようなシルエットを形成している。言語は持たないが、ある程度の知能を持ち、手を使って人間の道具を扱うことが可能。

イオノフェリアは経口摂取で水分を吸収・イオンを発生させ、そのエネルギーを用いて空中に浮かび上がる。浮遊する際には、全身が微かに発光する。オールドバードによると、マイナスイオン効果によりイオノフェリアの周辺にいる人間は心地よさを感じるという[1]。水分であれば何でも良いようで、普段は花の蜜を吸っているものと推測される。

漫画版メトロイド』第2話「宿命」に登場。戦闘訓練を終え、物思いにふけっていたサムスの前に出現。一緒にいたピョンチーを驚かせた。イオノフェリアは、サムスのジュースをストローで飲んだ後、微かな光を発しながら空中に浮かび上がっていった。その綺麗な光景を見て感動したサムスは、大量のジュースを持ってイオノフェリア達を追跡。谷間の花畑で再び会遇を果たし、楽しいひと時を過ごした。

しかし、この谷間に群生する花は惑星外から持ち込まれた危険な毒草「バジャーグローヴ」で、毒性に耐性を持つイオノフェリアが媒介者となり、生息域を拡大してた事実が判明する。これを知ったグレイヴォイスは直ちに掃討作戦を敢行。バジャーグローヴのみならず、イオノフェリアも駆除対象となってしまう。

共生関係にあったバジャーグローヴを焼却され、排他的欲求が高まったイオノフェリア達は、自己防衛のためパイレーツ製の銃器を手に取って武装。グレイヴォイスに発砲するが、サムスによって阻止される。争いを好まないサムスは、イオノフェリアの持つ武器だけを的確に撃ち落とし、武装を解除させた上で説得を試みたが、運悪くそこにマザー率いる別動隊が到着。サムスの健闘むなしく、作業ロボットの火炎放射によって、イオノフェリアは残らず駆除されてしまうのだった。

登場作品[]

脚注[]

  1. なお、現実の「マイナスイオン効果」は科学的根拠が無いため、この言説には疑いの余地がある。『漫画版メトロイド』連載当時の2000年代初頭、日本国内ではマイナスイオン効果を謳った電化製品が売れるなどの一大ブームが巻き起こっており、そうした情勢が反映された台詞と推測される。ただ、我々の住む現実世界と『メトロイド』世界とで、マイナスイオン効果の定義が異なる可能性も考慮しなくてはならない。

関連項目[]

  • バジャーグローヴ - 毒性のゼーベス外来植物。イオノフェリアが生息域拡大の媒介者となっていた。
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